平躾（一目落し）

きせ山から5mm入ったところを、表5cm、裏1cmの針目にかけます。

羽織の衿、その他仮躾に用います。

二目落し

きせ山から5mm入ったところを大針3cm、小針4mmくらい二針縫って押えます。

普通木綿物に用います。

三つ目落し

二目落しと同じ要領で小針三針出して押えます。

絹布の袷袖衿下などに用います。

縫躾

きせ山から4mm入ったところに表の針目2mmほど、裏は少し大きくそべ糸でぐし縫にして押えます。

縮緬類のきせの崩れやすいものに用い化粧躾ともいい、とらずにそのままにしておきます。

かくし躾

共糸できせ山から4mm入ったところを裏1cm5mmくらいの針目で、表には小針を出して縫代を押えます。

四つ身の裏衿つけ、布団の縫い合わせなどに用います。

両面躾

付紐、帯などの折山を表裏共同様の針目で押える場合に用います。